低圧太陽光メンテナンスパックom’s(オムズ)
投稿日:2019年6月24日 | 最終更新日:2024年4月8日
│O&Mとは│
低圧太陽光メンテナンスパックom’s(オムズ)とは?
太陽光発電事業を行う上で、よくO&Mという言葉が出てきます。
O&Mとは、メンテナンス(運用および保守点検)のことで、Operation & Maintenanceの略語です。
このO&Mが由来となり商品名をom’s(オムズ)にしています。
om’s(オムズ)は、遠隔監視・モニタリング・駆付け・保険加入をひとつにまとめたメンテナンスパックです。
何故、これだけのものをひとつにまとめているのか。
太陽光事業を行われている方のほとんどの方が、お住まいの場所と太陽光の設置場所が離れているのではないでしょうか。
東京にお住まいの方が北関東の太陽光、神奈川県にお住まいの方が広島県の太陽光など。
お住まいと設置場所が離れている方が非常に多くおられます。
そのような中で発電状況を監視していくには、WEB上での監視が欠かせません。
om’s(オムズ)は遠隔で発電状況を確認出来る様に、先ず遠隔監視機器を標準サービスとして設置しています。設置費用も現状確認費用の100,000円にて対応しております。(om’s(オムズ)GOLDの場合)
監視機器はPCS毎に発電状況が確認できるソーラーモニターを設置します。
監視機器設置後、リアルタイムで発電状況をモニタリングします。
発電状況に何かしらの異常があった場合はメールにてアラートを発信しています。
アラートが出て、現地対応が必要な場合に駆けつけ対応の手配を行います。
最近では、低圧太陽光を対象としたメンテナンス商品がネット検索をしただけでもいくつか類似のものがあります。
その中でom’s(オムズ)が他社サービスとは違う特徴として、年間の駆けつけ回数の制限がありません。
駆付けが必要と判断し、現地にて復旧作業を行います。
現地に駆けつけした際に、最も多いのはPCS停止や主幹ブレーカー落ちではないでしょうか。
この場合、現地でブレーカーを上げるだけで復旧する場合がほとんどです。
ブレーカー上げなど簡易的な作業であっても太陽光の維持管理において重要なのは、
『何かあったときに現地対応できる』という体制です。
結果的にブレーカー落ちで対応出来たというのは、現地に行かなければわからなかったことです。
現地に行く体制を整えていたからこそ復旧ができたということになります。
このようにブレーカー落ちなど簡易的な作業で復旧する場合はそれで良いのですが、同様の症状が年に3回も起きてしまうとどうでしょうか。よくあるメンテナンスサービスでは年間の駆けつけを1回目は無料。2回目以降は70,000円といったように有料で対応しているものもあります。
弊社がこれまで対応してきた事例としては、駆けつけを行った現場の60%以上が数日~数ヵ月以内に
2回目以降の駆けつけを行っております。
駆付け回数に制限があると、当然ながら駆けつけ毎に費用がかさんでしまいます。
万が一ご自身の太陽光がそのようなことになってしまいますと、想定外の費用が出てしまいます。当初の収支計画にズレが出ないようにメンテナンスを選ばれたほうが良いのではないでしょうか。
ご加入中もしくはご検討中のメンテナンスサービスに駆付けの回数制限がある場合は、是非参考にしてみてください。
駆けつけたとき、事故が起きていたら?
では、駆けつけが発生して、いざ現地に行ったらケーブルが盗まれていた・架台が崩れていたなど何かしらの
被害があった場合はどうでしょうか。
このような場合は現地の被害状況を把握し、保険会社に保険請求を行います。
ここで重要なのは保険請求は誰が行うのか?ということです。
さらに言いますと、保険請求する際に必要な書類を誰が作成して誰が提出するのか?
となります。
一般的に考えられるのは購入時の販売店になると思います。
しかし、その販売店が倒産している、もしくは倒産はしていないが揉めているといったように
やり取りが出来ない場合はどうでしょうか?
今現在は販売店が存在していても3年後、5年後・・・になくなってしまったらどうでしょうか。
事実、購入時の販売店がなくなってしまい、何かあったときの対応が出来ず困っている方も多くいらっしゃいます。
仮に販売店が存続していても、保険加入をご自身で行っていた場合はどうでしょうか。
必要な書類は販売店で作成して頂いたとしても、保険請求は基本的にはご自身になります。
慣れている方であればたいした作業ではないと思います。しかし、日中仕事を行いながら保険手続きをする時間が取れないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
このようなことを考えれば考えるほど非常に面倒ですし、どうすれば良いかわからないという方も多いと思います。
om’s(オムズ)は保険請求が必要な場合、窓口対応まで可能です。
この保険請求の窓口業務は一般の太陽光所有者ですと、非常に面倒な作業だと思います。手続きが上手くいかない、被害金額の相場がわからないなどから本来の保険請求が出来なったという話も珍しくありません。
モニタリング・駆付け・保険を一本化することは、むしろ非常に理にかなっていると思います。
この一連の流れがあるからこそ、om’s(オムズ)は太陽光オーナーに大きな安心を届けることが可能です。
om’s(オムズ)にかかる費用は?
om’s(オムズ)にかかる費用を説明します。
om’s(オムズ)には3つのプランがあり、プラン毎の料金になっています。
■om’s(オムズ)プレミアム:月額15,800円(税別)
■om’s(オムズ)ゴールド:月額9,800円(税別)
■om’s(オムズ)ベーシック:月額8,800円(税別)
いずれのプランも現状確認費用として申込時のみ100,000円(税別)がかかります。
では、3つのプランは何が違うのか?
om’s(オムズ)プレミアムとゴールドは点検内容が違います。
ゴールドの点検は太陽光メンテナンスガイドに沿った目視点検になりますが、プレミアムは
目視点検に加え電気検査を行っております。
この電気検査はオプションでも対応可能ですので、必要な場合のみ対応することも可能です。
ゴールドとベーシックの違いは監視機器の種類によって違います。
ゴールドは新規でソーラーモニターを設置されるシステム、
ベーシックはソーラーモニター以外の設置、もしくは設置済みのシステムが対象になります。
これから新規で太陽光を購入し、監視機器の設置が決まっていない方、
もしくはお持ちの太陽光に監視機器が設置されていない方がom’sゴールドもしくはプレミアムの対象になります。
新規購入する太陽光にソーラーモニター以外の監視機器を設置する、もしくは設置済みの方はベーシックが対象になります。
監視機器の導入状況によって対象にプランが異なると考えて頂ければと思います。
om’s(オムズ)の保険はどこまでカバーできるの?
om’s(オムズ)は保険付帯商品になりますので、om’s(オムズ)にお申込み=保険加入ということになります。
引受保険会社は業界最大手の損保ジャパン日本興亜になります。
大手の保険会社が引き受けているという点も非常に大きな安心感があるのではないでしょうか。
それでは、保険の詳細範囲を説明していきます。
保険でカバーされる範囲の詳細は以下の通りとなり、EM補償(電気的・機械的事故)、売電補償を加えている為、通常の動産保険より幅広くカバーすることが可能です。
【自然災害補償について】
補償期間 :om’sご契約日から1年間(2年目以降は自動更新制)
対象物件 :被保険者様(発電事業者様)が所有される産業用太陽光発電設備一式
(パネル、架台、PCS、監視システム、ケーブル、金具、モニター、フェンスほか)
※発電施設構外の設備(鉄塔等)を除きます。
補償金額 :物件の販売金額 ※電力負担金・諸経費等は除きます。
免責金額 :0円(免責なし)
対象事故 :下記記載のとおり
(1)火災 (2)落雷 (3)破裂・爆発 (4)台風、旋風、暴風、暴雨風等の風災
(5)雹災 (6)豪雪、雪崩等の雪災
(7)台風、暴風雨、豪雨等による洪水・高潮・土砂崩れ等の水災
(8)建物外部からの物体の落下・飛来・衝突
(9)給排水設備に生じた事故または被保険者以外の者が占有する戸室で生じた事故に伴う漏水、 放水または 溢水による水濡れ
(10)電気的・機械的事故(ショート・スパーク、上記以外の外的要因による故障)
(11)騒擾およびこれに類似の集団行動または労働争議に伴う暴力行為もしくは破壊行為
(12)盗難によって保険の対象について生じた盗取、損傷または汚損
【注意】自然災害を広く補償する制度ですが、地震、噴火、津波に起因する損害は対象外となります。
【売電利益補償について】
補償金額 :物件ごとの年間発電力量×固定買取価格(※外税) ただし1日あたり1万円限度
約定補償期間 :利益損害 最長1か月まで
約定補償率 :100%
免責金額 :0円(ただし免責3日間)
対象事故 :下記記載のとおり
(1)火災 (2)落雷 (3)破裂・爆発 (4)台風、旋風、暴風、暴雨風等の風災
(5)雹災 (6)豪雪、雪崩等の雪災
(7)台風、暴風雨、豪雨等による洪水・高潮・土砂崩れ等の水災
(8)建物外部からの物体の落下・飛来・衝突
(9)給排水設備に生じた事故または被保険者以外の者が占有する戸室で生じた事故に伴う漏水、
放水または 溢水による水濡れ
(10)電気的・機械的事故(ショート・スパーク、上記以外の外的要因による故障)
(11)騒擾およびこれに類似の集団行動または労働争議に伴う暴力行為もしくは破壊行為
(12)盗難によって保険の対象について生じた盗取、損傷または汚損
【注意】自然災害を広く補償する制度ですが、地震、噴火、津波に起因する損害は対象外となります。
【自然災害・売電利益補償 共通】
保険金をお支払いしない主な場合
・ 保険契約者、被保険者または保険金受取人の故意または重大な過失によって生じた損害
・ 被保険者と世帯を同じくする親族の故意によって生じた損害
・ 日本国外における事故
・ 戦争、暴動、または、地震、噴火またはこれらによる津波によって生じた損害
・ 差押え、徴発、没収、破壊など国または公共機関の公権力の行使によって生じた損害
・ 上記対象事故以外を原因とする電気的・機械的事故(初期不良や自然劣化など)
・ 原子力または放射能汚染によって生じた損害
・ 保険の目的の瑕疵(かし)、自然の摩滅・消耗・劣化、使用による品質もしくは機能の低下、性質による発火・爆発・蒸れ・腐敗・さび・かび・変質・変色、その他これらに類似の事由またはねずみ食い・虫食いによって生じた損害
・ 置き忘れまたは紛失によって生じた事故、詐欺、横領にかかったことによる損害
・ 保険の目的に対する修理、清掃などの作業中における作業上の過失または技術の拙劣によって生じた損害
・ 保険の目的に加工をほどこした場合、加工着手後に生じた損害
・ 保険契約者、被保険者もしくは保険金受取人の従業員等が単独または第三者と共謀して行った盗取その他の不誠実行為によって生じた損害
・ 異物の混入、純度の低下、化学変化、質の低下等の損害
・ すり傷、しみ、よごれ等の単なる外形上の損害
・ 温度、湿度の変化または空気の乾燥、酸素の欠除によって生じた損害
・ 保険の目的が水中もしくは地中にある間、空中に浮遊している間に生じた損害 等
上記に該当するものであれば保険適用が可能になります。
起因が盗難や自然災害でも、規模が大きい事故もあれば小さな事故もあります。
om’sの定期点検を実施する中でパネルが割れているケースが見受けられます。
パネル割れのケースはほとんどが飛来物・落石によるものだと言われています。
om’sに加入していればパネル割れのケースも保険適用が可能です。
現地に行かないと気づかないことがあるのも事実です。最低でも年一回の点検を行うことをお勧めします。