「三井住友海上」の太陽光発電の保険3つの特徴
投稿日:2024年5月22日 | 最終更新日:2024年7月25日
│比較・選び方│
太陽光発電は地球環境にやさしい再生可能エネルギー源であるため、これからの社会において重要な役割を担うことが期待されています。ただ、太陽光発電システムを導入する際には、さまざまな自然災害や機械的な故障、設備の盗難など、予期せぬ事態が発生した場合のリスクに備えて、適切な保険の選択が求められます。保険に加入するにあたっては、最低限の知識も必要になってきますし、保険会社との複雑なやり取りも交わさなければいけないので、そういった手続きに不安を感じる人はサポート対応をしてくれるO&Mサービスを利用するのがおすすめです。保険選びで悩んでいる人のためにも、今回は「三井住友海上」の太陽光発電の保険の特徴を紹介していきます。
■太陽光発電の保険とは…?
太陽光発電事業を行う際に考えられる主なリスクとしては、火災や台風、落雷といった自然災害による損害、ソーラーパネルの故障、ケーブルなどの設備の盗難、さらにはパフォーマンスの低下などが挙げられます。こういったリスクによる損害に備えておくために、保険加入は必要不可欠。また、事業の中断が発生した場合の損失補償をカバーしてくれる保険であることも重要なポイントです。近年は保険会社各社が太陽光発電の保険料の値上げと損害額のうちの自己負担額である免責金額の引き上げを行っているので、その点も含めた上で保険選びを行ってください。
■太陽光発電保険の必要性と選び方のポイント
太陽光発電の保険選びのポイントとしては、カバー範囲の広さが挙げられます。自然災害だけではなく、事故や故障、盗難、さらに第三者に被害を与えてしまった場合など、さまざまなリスクが考えられるので、できるだけ広範囲に渡ってカバーできる保険を選ぶことが大切。また、保険料を含めたコストパフォーマンスも重要な選択基準です。細かく補償内容を確認して、不必要に高額な保険料を支払うようなことを避け、それぞれの環境や状況に合った保険を選ぶようにしましょう。
■三井住友海上の太陽光発電保険の3つの特徴
三井住友海上では、たくさんの種類の保険を取り扱っています。その中で、太陽光発電事業で起こり得るリスクに対応している保険としては、「ビジネスキーパー(事業活動総合保険)」が挙げられます。自然災害による損害や休業による損害などに対してしっかりと補償を行ってくれますし、さまざまなサービスやオプションも幅広く利用できる保険プランです。どのような特徴を持っている保険であるのか、3つのポイントを紹介していきます。
特徴1. ニーズに合わせて補償を選べる
事業活動を取り巻くリスクには、さまざまなケースがあるもの。だからこそ、それぞれの状況に合った保険や補償を選ぶことが重要です。「ビジネスキーパー」であれば、基本となる補償が選択可能なので、適切な補償設計が行えます。
具体的には、自然災害や事故などによる財物の損害を補償する「財物損害のみ」、休業した場合に生じる損失を補償する「休業損害のみ」、または「財物損害・休業損害どちらも」が選べる上、充実補償の「ワイドPlus」「ワイド」、基本的な補償の「ベーシック」「エコノミー」の4つの契約プランも補償ニーズに合わせて選択できます。コスト面もきちんと考慮して、最適な補償プランを作れるのは大きなポイントでしょう。
特徴2. 幅広いオプションがある
「ビジネスキーパー」では、さまざまなニーズに合わせて選べるオプション特約も用意されています。オプションを上手に活用することで、それぞれの事業形態に応じた幅広いリスクへの対応が可能になり、まとめて補償もしてくれます。
例えば、「第三者に被害を与えてしまった場合の賠償リスクに備えたい」、「地震発生時の緊急費用などの基本補償を拡大して十分に備えたい」、「保険料コストを削減するために臨時費用保険金を対象外にしたい」などのニーズによって、それに見合ったオプションを選ぶことができます。オプション特約の内容はいろいろな形のものがあるので、事業内容に合った組み合わせを設計するといいでしょう。
特徴3. 3つの付帯サービスが利用できる
さらに、特典として「被災設備修復サービス」「気象情報アラートサービス」「人事・労務相談デスク」という3つの付帯サービスも利用することができます。どれも緊急時や困ったときに非常に役立つサービスなので、安心感は大きく増すはずです。
被災設備修復サービスは、火災や水災などで被災した設備を被災前の機能・状態に修復し、早期の事業復旧を支援するサービスです。気象情報アラートサービスは、風災や水災などの自然災害への事前対策に有効な気象情報を配信するサービス。人事・労務相談デスクは、事業に関するトラブルなどについて、弁護士や税理士、社会保険労務士への相談ができるサービスです。
■三井住友海上の太陽光発電保険はこんな人におすすめ
三井住友海上の「ビジネスキーパー」は、事業活動に関わるリスクを「選んで」「まとめて」カバーしてくれる幅広い補償が魅力の保険です。それぞれのニーズに合わせた4つの契約プランがある上に、事業に応じて選べるさまざまなオプション特約も用意されています。自ら細かく補償内容を組み合わせながらプランを設計していきたい人には最適な保険といえるでしょう。事業に役立つ3つの付帯サービスも利用できるので、困ったことがあったときなどに気軽に相談をしたいと考えている人にもおすすめです。
■保険適用までの流れ
三井住友海上における保険適用までの流れは、以下のような形になります。事故や故障などが起こった際には、まずは三井住友海上にすぐに連絡をし、事故の発生日時や状況などの詳細を報告します。同時にそこで、契約内容や事故状況、被害程度なども確認します。すると、担当者の案内や補償内容の案内、提出書類の案内といった初期対応をしてもらえます。次に、保険金の請求資料を作成して提出します。場合によっては、損害の詳細確認などのために、打ち合わせや話し合いを行うケースもあります。提出した請求書類を受領後、保険金の支払額が算出されます。その後、保険金の支払内容の案内書類が届き、保険金が支払われます。
■まとめ
太陽光発電の保険加入を考えているのであれば、三井住友海上の「ビジネスキーパー」もチェックしておくべきです。実際に契約をすることに不安を感じているのなら、保険会社への対応や手続きも含めて行ってくれるO&Mサービスもあるので、そういったサービスとセットで保険契約をするのも一つの手です。
参考:
https://www.ms-ins.com/business/property/biz-keeper/
https://www.necf.jp/hoken/item/corporation/pdf/houjin_kasai.pdf