太陽光パネルの賠償責任保険は必要?おすすめプラン3選

2024年6月19日

比較・選び方

太陽光発電の需要が高まってきている近年、その設備を守るための保険も必要性を増しています。中でも、賠償責任保険は太陽光発電事業者にとっては非常に重要なもの。もしも事故などで第三者に対する損害が発生した場合は、大きな経済的負担を被る可能性もあります。そういったことに備えておくためにも、賠償責任保険の加入は検討したほうがいいでしょう。でも、保険の契約は難しい部分もあるので、不安に感じている人もいるかもしれません。そんなときには、保険会社とのやり取りや手続きなどの対応をしてくれるO&Mサービスを活用することがおすすめです。太陽光発電の賠償責任保険に加入すべきか悩んでいる人のためにも、今回は賠償責任保険の特徴や必要性を紹介していきます。

■太陽光発電の賠償責任保険の概要

太陽光発電投資や事業を行う上では、火災や自然災害、設備の盗難や事故など、さまざまなリスクも伴います。さらに、第三者に対して損害を与えてしまうようなリスクもゼロではありません。例えば、強風でソーラーパネルが飛ばされて第三者の建物を損壊したり、人身事故が発生したりした場合、賠償金額が高額になるケースもあります。だからこそ、事業者にとって賠償責任保険の重要性はかなり高いと考えられます。また、「太陽光発電設備の保険加入の努力義務化」も政府より呼びかけられているので、太陽光発電事業を行う上で保険加入は欠かせないものであるといえるでしょう。

■補償内容の具体例を紹介

太陽光発電は天候や自然災害などの影響を受けやすいため、さまざまなリスクも伴います。自分が被害を受けるだけではなく、第三者に損害を与えてしまう危険性もあるので、賠償責任保険の重要性は高いといえます。例えば、ソーラーパネルの落下による事故、配線の故障や破損による火災、台風や地震などの自然災害に起因する対物・対人事故などによって、第三者に対して賠償責任が生じてしまった際に、幅広く補償を行ってくれます。また、事故が起こった場合に必要となる、初期対応費用や被害者への見舞金や治療費、さらには訴訟に発展した際の弁護士費用といった諸々の費用や事故による休業損失や営業継続費用までカバーしてくれるものもあります。

■太陽光発電の賠償責任保険の加入率とは…

「太陽光発電に係る保守点検の普及動向等に関する調査」によると、令和2年度の太陽光発電事業者の保険加入率は、50kW未満の低圧事業者、50kW以上の高圧事業者ともに、約90%。保険加入をしている事業者のうち、賠償責任保険の加入率に関しては、低圧が28%、高圧が24%という結果でした。平成29年度の調査と比較すると、保険に加入していない事業者の割合は32%から10%へと大きく減少。また、賠償責任保険の加入率は、低圧が13%の増加、高圧が8%の減少を見せています。

■賠償責任保険選びのポイント&おすすめプラン3選

賠償責任保険を選ぶポイントとしては、まずは補償範囲の確認が挙げられます。第三者の財産や人身に対する損害がどこまでカバーされているのかをきちんとチェックするべきでしょう。また、賠償責任を負うことになった場合にはさまざまな費用がかかってくるので、そこへの対応範囲もとても重要になります。追加オプションによって細かな保険設定も行えるので、オプション特約の内容が充実している保険もおすすめです。実際にどのような保険があるのか、3つの賠償責任保険プランを紹介していきます。

おすすめ賠償責任保険プラン①

あいおいニッセイ同和損保には「タフビズ(賠償総合保険)」があります。これは事業活動を取り巻くさまざまなリスクに備える保険で、仕事の遂行によって生じた偶然な事故に起因する対人・対物事故による賠償損害(施設・仕事の遂行、生産物・仕事の結果)、費用(被害者治療費、初期対応費用、訴訟対応費用など)、物損害などの補償までトータルにカバーしてくれます。社会的リスクや自然災害リスクなどをはじめとしたオプション補償も用意されているので、それぞれの事業形態やニーズに合わせた保険設計が行えるのもポイントです。

おすすめ賠償責任保険プラン②

東京海上日動には「施設賠償責任保険」があります。施設の安全性の維持・管理の不備や構造上の欠陥、施設の用法に伴う仕事の遂行が原因となり、他人にケガをさせたり(対人事故)、他人の物を壊したり(対物事故)してしまい、損害賠償責任が生じた際の損害を補償してくれるもので、多彩な業種に幅広く対応しています。太陽光発電事業においては、設備の所有・使用・管理などに起因して対人・対物事故が生じた場合に、法律上の損害賠償金や見舞金を含む初期対応費用に加えて、事業継続費用や弁護士費用などの各種費用も補償してくれます。

おすすめ賠償責任保険プラン③

損保ジャパンには「企業総合賠償責任保険」があります。これはオーダーメードでの保険設計によって事業活動に関わる第三者賠償リスクを包括的にカバーできる保険プログラム。所有、使用または管理する各種施設の構造上の欠陥や管理上の不備によって生じた事故や、請負業務遂行リスク、生産物リスク、作業終了・引渡し後のリスク、人格権侵害・宣伝障害などにより、法律上の賠償責任が生じた際の損害を補償してくれます。オプション特約を付帯させることも可能なので、幅広いニーズにも対応してくれます。

■まとめ

ソーラーパネルの飛散などによって第三者に損害を与えてしまうと、多額の賠償金額が発生することにもなりかねません。そのため、賠償責任保険の加入は、事業者にとっては重大なポイントの1つといえます。特に、太陽光発電所の近くに住宅があったり、通行人が多かったりする場合は、積極的に加入を検討したほうが安全かもしれません。保険加入に関する手続きに不安を感じているのなら、保険会社とのやり取りや面倒な作業なども行ってくれるO&Mサービスとセットで保険契約をするのがおすすめですよ。

 

参考:
https://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2020FY/000399.pdf
https://www.aioinissaydowa.co.jp/business/product/toughbiz/baisyo/
https://www.tokiomarine-nichido.co.jp/hojin/baiseki/shisetsu/
https://www.sompo-japan.co.jp/hinsurance/risk/liability/scorpo/

 

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