「損保ジャパン」の太陽光発電の保険3つの特徴

投稿日:2024年5月7日 | 最終更新日:2024年5月9日

比較・選び方

太陽光発電は再生可能エネルギー源としての役割を担い、環境にやさしい電力供給方法のひとつとして世界中で注目を集めています。しかし、自然災害や設備の故障、機器の盗難など、さまざまなリスクに晒されている面があるのも事実。そのため、太陽光発電の保険加入の必要性はとても高いといえるでしょう。ただ、保険の契約を自分で行うのは大変な部分も多いので、保険会社とのやり取りなども含めて対応してくれるO&Mサービスを活用することがおすすめです。どんな保険を選べばいいのか悩んでいる人のためにも、今回は「損保ジャパン」の太陽光発電の保険の特徴を紹介していきます。

■太陽光発電の保険とは…?

太陽光発電の保険には、主に「設備への保険」と「運用リスクへの保険」の2つがあります。設備への保険は自然災害によるソーラーパネルの破損やケーブルの盗難などに対するもので、運用リスクへの保険は設備の故障などにより生じた利益損失を補填するものになります。近年は、保険会社各社が太陽光発電の保険料の値上げを行っている上に、損害額のうちの自己負担額である免責金額も引き上げているので、そこが大きな懸念点にはなってしまっています。

■太陽光発電保険の必要性と選び方のポイント

火災、落雷、台風、大雪などの自然災害によるソーラーパネルの破損、ケーブルやその他の設備の盗難など、太陽光発電事業にはさまざまなリスクも伴います。特に近年は自然災害が増加しているので、災害の影響によって発電停止などが起こってしまった場合には利益の損失が生じる危険性も…。だからこそ、保険加入は必要不可欠ですし、保険料はもちろん、補償内容や補償対象、免責金額などもきちんとチェックをして、希望の条件に合うものを選択することが重要です。

■損保ジャパンの太陽光発電保険の3つの特徴

損保ジャパンでは、たくさんの種類の保険を取り扱っています。その中で、太陽光発電事業で起こり得るリスクに対応している保険としては、「企業総合補償保険(オールリスク型保険)」が挙げられます。これは建物や設備などの損害から休業によって生じた利益の減少や損失まで、企業や事業を取り巻いているさまざまなリスクに対してまとめて補償をしてくれる保険です。どのような特徴を持っている保険であるのか、3つのポイントを紹介していきます。

特徴1. 充実した補償内容

企業や事業を取り巻いているリスクは、年々ますます多様化し、そして複雑化もしてきています。そういった状況の中でも、「企業総合補償保険」は充実した補償内容によって、保険契約者の財産を万が一の災害や損害から守ってくれます。

具体的には、火災をはじめとする自然災害はもちろん、普通火災保険(一般物件用)や店舗総合保険といった今までの火災保険では補償の対象外となっていた事故まで、さまざまなリスクに幅広く対応しています。例えば、台風、暴風雨、豪雨による洪水などの水災においては、損害の状況に関わらず、水災事故によって生じた損害に対して実額に基づいた保険金を補償してくれます。

特徴2. 休業による利益の減少までまとめて補償

所有している物件や設備への損害だけではなく、事故によって休業してしまった場合の収益の減少や損失、支出した費用への補償も行ってくれます。

まず、事故によって生じた「財物への損害」に対する補償があります。さらに、「利益を守るため」の補償もあります。例えば、火災により休業してしまった場合、建物や設備などの財物の復旧にかかる費用より休業による損失の方が大きくなるケースや経営を揺るがす大損害となるケースも決して少なくありません。そういったときに、財物の損害に伴う「喪失利益」、「収益減少防止費用」、「営業継続費用」、休業日数に基づく「休業損失」と「休業日数を減少させるための費用」を補償してくれます。

特徴3. 合理的な保険設計が可能

支払限度額、自己負担額(免責金額)の設定や契約の統合などによって、保険にかかるコストの最適化を図ることができます。

例えば、全損となってしまうような可能性が低い場合などには支払限度額の調整を行い、軽微な損害に関しては補償の対象外とする場合には自己負担額(免責金額)の設定変更を行えば、支払う保険料を削減することも可能です。また、複数所有している事業用物件をまとめて1つの契約で補償することもできます。それにより、契約の統合(一本化)による事務の簡素化だけではなく、保険料のコストの削減も図れます。それぞれの事業に見合った合理的な保険設計が行えるのが大きなポイントです。

■損保ジャパンの太陽光発電保険はこんな人におすすめ

損保ジャパンの「企業総合補償保険」は、多様なリスクから企業や事業を守るための保険です。太陽光発電の保険としても非常に優秀で、火災、落雷、風災などの予期せぬ自然災害による被害や損害に対応しているだけではなく、特に水災事故によって生じた損害に対しては実額に基づいて保険金を補償してくれます。そのため、水災被害の多い地域に太陽光発電システムを設置している人にとっては、まず加入を考えたほうがいい保険であるといえるでしょう。また、所有する事業用物件をまとめて1契約で補償することも可能で、一本化することで保険料コストの削減も図れるため、保険の複数契約を考えている人にもおすすめですよ。

■保険適用までの流れ

損保ジャパンにおける保険適用までの流れは、以下のような形になります。まず事故や事件が起こった際には、損保ジャパンの事故サポートセンターに連絡をします。これは電話でもインターネットでも可能です。直ちに連絡をしないと、保険金の全額または一部が支払い不可になる場合もあるので注意が必要です。すると、損保ジャパン側から状況確認や事故対応へのアドバイスなどの連絡がきます。その後、事故状況の確認や調査が行われた上で、保険金請求書などの必要書類が届くので、書類一式を作成し提出します。書類の最終確認が終了したら、契約内容に従って支払い金額が決定し、保険金が支払われます。

■まとめ

太陽光発電の保険を考える上で、損保ジャパンの「企業総合補償保険」は選択肢の1つになるはずです。自分一人での保険加入に難しさを感じているのなら、保険加入をはじめ、駆付けや点検までを一本化にしたO&Mサービスもあるので、そういったサービスとセットで保険契約をするのがおすすめです。保険選びも含めて相談をすることも可能なので、うまく活用していくといいでしょう。

 

参考:
https://www.sompo-japan.co.jp/hinsurance/risk/property/order/
https://www.sompo-japan.co.jp/-/media/SJNK/files/hinsurance/contents1/order_2210_1.pdf?la=ja-JP

 

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